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バウ初主演を務める花組スター・瀬戸かずや。写真撮影時、通りがかった花組の娘役たちが「カッコイイ!」
宝塚歌劇花組スター・瀬戸かずやが、15日に開幕する「アイラブアインシュタイン」(作&演出・谷貴矢、25日まで)で、宝塚バウホール初主演を果たす。入団13年目で「やっと来たか」と語った待望のセンターの座。「この年になっての初主演だからこそできる、培ってきた男役への思いや姿を表現しなければ」と腕まくり。人望の厚い“花組のアニキ”に、作品の見どころなどを聞いた。(筒井 政也)
喜びを語る口調にも、やはり落ち着きがある。満を持して立つバウの0番(センター位置)。「プレッシャーにはすごく弱い方です(苦笑)。でも、受けて立とうじゃないか!と前向きな自分がいる」と、重責を闘志に変えている。
攻略のしがいがある題材だ。20世紀中盤の設定で「いつもの脳の感覚では理解しがたい世界」。天才科学者アルバート(瀬戸)は、自身が開発したアンドロイドから、人間との共存を図るため「感情を与えてほしい」と依頼されるが…。
アニメ「ドラえもん」の劇場版「のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」(93年)も参考に見たという、宝塚では異色のSF劇だ。「テーマは『愛と心』。一番目に見えないもの。ディスカッションができて、十人十色の感想が出るんじゃないかな。頭を柔らかくして見ていただき、心に響いてくれたら」。ゼロから作り出すオリジナル作を、豊富なキャリアで料理する。
2004年入団。「自信が持てない時期が長すぎた」が、“男役十年”の区切りを越えた14年6月の「ノクターン」(柚香光主演)で迷いが消えたという。「何とも言えないお父さん役でしたが、しっかり提示すれば『お客さまがきっと受け取ってくれる』と信じられ、落ち着いて舞台に没頭できるようになりました」。
以来、勢いは加速する。北翔海莉主演の「風の次郎吉」、轟悠主演の「For the people」で2番手を務め、存在感を増してきた。「私自身、このペースでよかったのかな。階段を一つ一つ、地を固めながら上がっていく。よし、ここOK!と確かめる感じで(笑い)。振り返れば、それが自信につながっている」。着実に歩む姿は、下級生のお手本にもなる。
花組一筋。「花組の男役になりたいです!」と助言を求める後輩も多い。「人の面倒を見たくなるタイプ。自分のことは何もできてなくて、新人公演時代は同期によく怒られました」と笑わせたが、今回は座長。チームを率先して引っ張る立場だ。「自分が進む道はこうだ!と、先頭を走って挑む姿を見せたい」と意気込む。
「背中で語れる男役」が理想像。「手を広げるだけで、そこに娘役が飛び込みたくなるような。包容力と大人の色気。その追求を自分の感じるままに表現していけたら」。科学者役で自身の“近未来”も創造する。
◆瀬戸 かずや(せと・かずや)12月17日生まれ。東京都江戸川区出身。2004年4月「スサノオ」で初舞台。90期生。花組配属。10年「麗しのサブリナ」で新人公演初主演。11~13年に宝塚歌劇専門チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の第1期スカイ・ナビゲーターズを務めた。身長172センチ。愛称「あきら」。
仏南部アルルにあるアルル・ビンセント・ファン・ゴッホ財団美術館に展示されているゴッホの自画像(2016年5月13日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】オランダのポスト印象派の画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)は双極性障害(そううつ病)もしくは境界性人格障害を患っていた可能性があるが、自らの耳を切り落とし、自殺を図ったのはさまざまな要因が重なった結果とみられる──。アムステルダム(Amsterdam)にあるゴッホ美術館(Van Gogh Museum)の展示会に合わせ研究者が16日、こんな見解を示した。
同美術館では現在、ゴッホの精神障害の真実に迫る展覧会「On the Verge of Insanity(狂気の瀬戸際)」が開催中で、その一環として今週、研究者や精神科医らによる2日間の公開討論会が開かれた。ゴッホは1890年7月27日、37歳の時に仏パリ(Paris)郊外のオーヴェル・シュル・オワーズ(Auvers-sur-Oise)で拳銃自殺を図っており、討論会はゴッホの精神障害を現代医学で説明することを目的に行われた。
討論会の進行役を務めたルイ・ファン・ティルボルフ(Louis van Tilborgh)氏はAFPの取材に「ゴッホは耳を切り落とす前、おそらく境界性人格障害か双極性障害だった」と指摘。ただ「ゴッホの病気について最終結論を出すことは不可能との結論に達した」と説明した。
ゴッホが精神障害を発症したのは、さまざまな要因が重なった結果である可能性が高いという。リキュールの一種「アブサン」などの過度の飲酒、乱れた食生活、ゴッホが敬愛したフランス後期印象派画家ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)との関係の悪化などだ。
1888年12月に自らの耳を切り落としたことでゴーギャンとの友人関係も絶たれ、その後、精神障害の症状が頻繁に現れるようになったとファン・ティルボルフ氏は言う。「症状が出るたびに再発するのではないかという恐れが強まり、その恐怖心が2年後の自殺につながった」というのが同氏の見方だ。
開催中の展覧会はゴッホが死亡するまでの最後の1年半に焦点を当て、ゴッホが自殺に使用したとされる拳銃なども展示されている。展示会ではまた、ゴッホの「耳切り」について、切り下ろしたのは、これまで広く信じられていた左耳の一部ではなく、その全体だったことが初めて明らかにされている。【翻訳編集】 AFPBB News
伊藤嘉洋の週間株式相場見通し~9月末を意識した押し目買いの好機(写真=PIXTA)
■日経平均予想ジ レンジ 16,100 ~ 16,722 円
今週は、日米金融政策会合を前に思惑が交錯する中、神経質な展開となった。週初に米早期利上げ観測の高まりを背景に米国株が大幅安となった流れを引き継ぎ、日経平均は世界的な金利上昇による相場の変調が意識され、一時、8/26以来16,300円台まで売り込まれた。
■海外の焦点
米国では、利上げ時期を巡り一喜一憂状態が続いている。先週末はハト派と知られる複数の連銀総裁の利上げに前向きな発言が世界同時株安の引き金となった。
今週に入り、中間派とされる連銀総裁らの「切迫性はない」「利上げを急ぐ必要はない」などの発言やハト派のFRBブレイナード理事が「早期利上げに説得力がない」と述べた事で、9月利上げ観測は一段と下火になった。
しかし、FRBは遅くとも12月には利上げに踏み切るとの見方から、世界的な長期金利上昇を伴いながら、株式市場は不安定な動きが続くと見られる。
米経済指標で、8月ISM製造業景気指数が49.4と好不況の分かれ目の50を下回った。昨年12月、48.0と50を下回ったが、FRBは利上げに踏み切り、世界的なリスク回避の流れが波乱の一因となった。この結果を踏まえ、ISM指数が50を上回るまで利上げを見送る可能性が考えられる。
■国内の焦点
日銀は政策決定会合(9/20、21)でまとめる総括的検証では、マイナス金利政策の深堀りを捉える一方、国債買い入れの平均残存期間の柔軟化に議論が集まっている。
日銀が実施している80兆円規模の国債の大量購入について、期間25年を超す超長期国債の購入を抑える代わりに、中短期の国債購入を増やし、80兆円規模は保つとの見方は強い。また、マイナス金利をいつ深堀りするかについては、副作用に目配りし、円相場や経済情勢を見極めた上で判断することになりそうだ。
■来週の株式相場
テクニカル面では、9/4から6本の連続日足陰線を引き、売り圧力の強さが窺える。5日、25日線のデッドクロス形成で、目先的な弱気シグナルが点灯した。当面は、8/26安値16,320円を割り込まずに切り返せるかが焦点となる。
以上、来週は日米金融政策会合通過後はアク抜け感が広がりそうだ。立会いは祝日を挟んで3日間となるが、米国市場での神経質な展開が想定される中、9月末を意識した押し目買いの好機と捉えている。日経平均のレンジは、上値は25日線の16,722円が目処となり、下値は8月第1週にもみ合った16,100円近辺が意識される。
伊藤嘉洋
岡三オンライン証券 チーフストラテジスト
強い台風16号は、17日昼前から昼過ぎにかけて、先島諸島にかなり接近するおそれがある。先島諸島では16日夜から17日にかけて、暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、高潮に警戒が必要だ。
特に八重山地方では、昨年の台風21号に匹敵するような重大な被害が発生するおそれがあるとして、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。
強い台風16号は、16日午後3時には石垣島の南海上にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、最大瞬間風速は60メートル。
台風16号は今後も発達しながら沖縄の南を北上し、非常に強い勢力となって、17日昼前から昼過ぎにかけて先島諸島にかなり接近する見込みだ。
その後、台風は19日(敬老の日)にかけて、東シナ海を北上する見通し。
先島諸島では17日にかけて猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる。
17日にかけて予想される最大瞬間風速は65メートル、予想される波の高さは11メートル。特に八重山地方では、台風が最も接近する17日午前中に最大瞬間風速65メートルの猛烈な風が吹くおそれがある。
与那国島で最大瞬間風速81.1メートルを観測し甚大な被害をもたらした2015年の台風21号に匹敵するような、重大な災害が発生する可能性がある。暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要だ。
台風の接近に伴い、先島諸島では17日には1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、大雨となるおそれがある。
17日夕方までの24時間に予想される雨量は多いところで、先島諸島で150ミリ。その後、18日夕方までの24時間にさらに100ミリから200ミリの大雨を予想している。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒し、落雷や竜巻など激しい突風にもあわせて注意が必要だ。
17日からの3連休も秋雨前線や湿った空気の影響で、全国的に不安定な空模様が続く。
北海道では17日の午後から敬老の日にかけて晴れるものの、そのほかは連休通して雨が降りやすい見込みだ。
全国高校総体(インターハイ)陸上の男子砲丸投げが7月31日に岡山市のシティライトスタジアムで行われ、岩佐隆時(福井・北陸3年)が高校歴代8位の17メートル27で優勝した。(文・中尾義理、写真・幡原裕治)
高校生では珍しい回転投法高校生では珍しく、技術の習得が難しい回転投法で投げる岩佐。1投目に16メートル21を投げて勢いをつかむと、「それがつながった」と言う2投目に会心の17メートル27が飛び出した。
回転のスピードと砲丸を突き出すタイミングが自然にはまったスムーズな投てき。そのときの感触はよく覚えていないようで、「(投てきを行う)サークルに入ったときに何かいける気がしました。力を込めて投げたじゃなく、勝手に飛んでいった感じ」と話していたが、それも正直な実感だろう。
1メートルごとに距離を示す白いラインが17メートルに用意されておらず、「17メートルを投げないだろうと思われているのかも」という気持ちも岩佐を発奮させた。
「インターハイの空気」が後押し2投目以降は記録を伸ばせず、17メートル台は1本だけ。優勝が決まるまで、「逆転されないか、怖かった」と振り返る。それだけに、つかんだタイトルは175センチ・98キロの岩佐を喜びで震わせ、「インターハイという空気が力を出せさせてくれたと思います。たぶん今日の夜は眠れないでしょうね」と興奮を隠せなかった。
大会前は今季16メートル70でランキングトップだった池川博史(兵庫・滝川二3年)は父が同種目でインターハイを制覇した同じ岡山で親子Vを目指したが16メートル43で3位。8月1日のやり投げで頂点を狙う。
高校生新聞社
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